久しぶりに会った同級生と付き合うことになったが実は人妻で…

投稿者:バナナさん(23歳 男性 兵庫 フリーター)

高校時代は女子と話すのが苦手だったというバナナさん。
好きな子ができてもその気持ちを伝えずに高校卒業を迎えてしまいました。
数年後、大学生の時に当時好きだった女の子と偶然再会しゆっくり話すことに。
見事付き合うことになりますが相手女性には隠していた秘密があるのでした。

久しぶりに会った元同級生との夜

これは俺が高校生から社会人になるまでの話。

俺は中学生の頃から卓球部に所属しており、高校へ進学しても卓球部に入部することにした。

俺の通う高校では、卓球部は男女共に同じ場所で練習することになっていた

その為、普通に女子とも会話出来るチャンスが多かったのだが、俺は当時女子と話すのが苦手で緊張してしまう習性があった為、なかなか最初は女子と話すことが出来なかった。

高校では卓球部で青春してました

俺が入部した卓球部では、部員の数がそこまで多くなく、男子は先輩も合わせて8人。

女子は先輩が存在せず、俺達の同級生だけで4人だった。

人数が少ないからこそ、他の男子部員はすぐに女子と仲良くなっていた。

その後、俺は当時見た目が幼く身長も低かった為、同級生の女子部員から弟のように可愛がられるようになって行った。

少し時間はかかったが、女子の方から話しかけてくれたりするようになったおかげで、俺も女子と話せるようになった。

そんな女子部員の中に、里香という子がいた。

彼女は可愛らしいルックスで、俺よりも少し身長が低かった。

しかし里香も、俺の事を弟のような感じで接していた。

次第に卓球部内の男子と女子はかなり仲良くなって行き、集団で海に遊びに行ったり、カラオケに行ったり、試合終わりにショッピングモールに遊びに行ったり、かなり楽しんでいた。

その日々は、今思い出しても戻りたくなるほどの青春だった。

中でも里香と俺はどんどん距離が近くなっていた。

とある夏休みの日、いつものように卓球部の男女集団で遊ぶことになった。

今回は花火大会に行くという内容だった。

その花火大会は、地元から電車で30分程の少し離れた場所で行われ、かなり大きな花火大会だった。

花火を見に来る人の数も、尋常じゃない数になることは予想出来たので、早めに場所取りをしておく事にした。

そのおかげで、花火はしっかりと見ることが出来た。

夜空に大きな花火が打ち上がる。

ふと横を見ると、里香の綺麗な横顔が花火の光に照らされていた。

俺はその横顔を見た瞬間、恋に落ちてしまったのだ。

花火は確かに豪華で綺麗だった。

しかし、俺の横で花火に夢中になる里香の横顔は、花火よりも輝いて見えた。

花火が終わり、人混みではぐれないように皆が誰かの腕を握っていた。

俺は里香に腕を握られて、平静を装っていたが内心胸がドキドキしていた。

そんな楽しい花火大会の翌日は、当たり前のように部活で里香と会う。

普通に卓球の練習をするのだが、俺はやはり昨日の里香の横顔に惚れた自覚があり、練習に集中出来なかった。

そんなこんなで、俺は里香に恋心を抱いたまま、何も言えずに高校の卒業式を迎えた。

卒業式が終わった後も部活のメンバーで集まったが、そこでも俺は何も言えなかった。

そのまま俺と里香はしばらく会わなくなってしまった。

高校卒業をして数年後、好きだった女の子と再会

高校を卒業してから数年。

俺は大学2年生になっていた。

高校の卓球部のメンバーも、一部の男子は頻繁に会って遊んでいたが、女子達とは一切会う機会が無くなっていた。

里香への恋心も薄れて来ていた。

そんなある日、俺は親知らずを抜く為に歯医者へ向かった。

歯医者の先生の話を真面目に聞き、親知らずは綺麗に抜けた。

治療が終わり、寝転んでいた体を起こすと、そこには里香がいた。

3年弱ぶりの再会だった。

高校を卒業する前、そういえば歯科衛生士の専門学校に行くと言っていた話を思い出した。

里香はその専門学校の研修でその場に来ていたのだ。

俺と里香はお互いビックリしていたが、俺は治療が終わり、その場に留まることも出来なかった為、

「久しぶり!ちょっと行くわ、また後で連絡する!頑張れ!」

と言い残し、里香は

「ありがとう」

と呟いた。

歯医者を出て、すぐに俺は里香に連絡した。

里香はあの頃より少し大人になっていたが、相変わらず可愛らしいルックスだった。

俺の中で薄れかけていた恋心が再び蘇ってきた。

数時間後、里香からも連絡が返ってきた。

お互いの現状を話しつつ、俺達はそのまま2人で会う約束をした。

歯医者で午前中に再会し、その日の夜に会う約束をしたのだ。

集団で会う事は多かったが、2人きりは初めてだった。

夜ご飯を一緒に食べに行ったのだが、そこで俺は高校時代から秘めていた里香への気持ちを伝えた。

すると、以外にもさらっと里香は

「付き合おうか」

と返してきた。

俺はかなりびっくりした。

それと同時にめちゃくちゃ嬉しかった。

高校時代に好きだった人と夜の営みをすることに

俺と里香は、それから頻繁に2人でデートをしたり、時々夜の営みを行うこともあった。

そんな日々を数ヶ月過ごしている時、俺は驚きの事実を知ってしまうことになる。

なんと里香は俺と付き合う前に既に結婚していたのだ。

しかも子供も出来ていた。

お腹がふっくら膨らんで来ていた。

しかし、その子は俺の子供では無いらしい。

一気に俺はどん底へ叩きつけられた。

里香は、俺と再会した時点で既に結婚もしていたし、俺と付き合うのはダメだと分かっていたらしい。

しかし、よくよく話を聞くと、里香も高校時代から俺に想いを寄せてくれていたのだと言う。

そんな俺と突然再開し、告白もされた為、思わず俺と付き合ってしまったらしい。

いつかは本当のことも言わないと行けないとずっと思っていたのだとか。

里香は俺に謝り、俺の前から姿を消した。

俺も何も言わずに里香から距離をとった。

里香はその旦那さんと子供と今も生活しており、恐らく俺の存在は何一つ家族には明かしていないのだろう。

それでも俺は里香を心から嫌いにはなれず、この話を誰にも明かしていない。

里香と付き合っていたことさえも誰にも言っていない。

ただただ楽しくて、キラキラしていた高校時代。

あの頃に戻りたい。


高校生の時に好きだった人と大学生で偶然出会うなんて漫画展開だな。

しかもその後付き合うことになるなんて羨ましい限りだ。

最終的に彼女は既に既婚者であり、不倫をしていたため長続きはしなかったが、過去にやり残したことをうまく紐解ける出来事だったと思うぞ。

今回の不倫のケースは打ち明けてしまったため、災難とはなったが、打ち明けずに知らないままであれば幸せなので不倫の基本は打ち明けないことが肝心だ。

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